今年の夏は暑すぎるといいますが、この日ももちろん太陽がギランギランに輝いていました。

到着した磯原駅周辺では既に他のワークショップや、美味しそうな屋台、ステージなどでとても賑わっていました。
私たちもこの一参加者だと思うと胸が熱くなりますし、少し緊張気味にもなります。ちゃんと教えられるかな、うまくいくかな…などなど。しかし迎えてくださった地元役員さん方は気さくで温かく、緊張がかなり解れました。熱中症対策として飲み物をいただき、更には手作りの名札まで用意してくださいました!
手作りってうれしい!ありがとうございます!
さて、本題のワークショップですがテーマは「へんしんえほん」。主人公が魔法の言葉を唱えるといろいろな姿に変身していき、これを数回繰り返し、最後は元に戻る、というお話です。
もちろん、変身さえすればどんな姿でも何を描いてもオッケー。そんなことを一通り説明したあと私たちが個々にアドバイスしつつ進めていくというスタンスなのですが、親御さんと一緒に参加している子が多いのせいかテンポよく進んでいるように感じました。

一緒に相談しながら描く子もいれば、これを描く!描きたい!と突き進む子もいますし、えんぴつがちょっと進む度に家族に見せる子もいて様々でした。
描いている様子もそうですが、もちろん内容だって個性豊かです!主人公と変身後の姿に統一をもたせる子、そんなの関係なしに描く子、身近すぎて「えっこれ!?」と予想外なものを描く子など違いがあって楽しかったです。
発想の枠組をポーンと放り投げてしまうので、とても新鮮な気持ちになりました。色も月だろうと太陽だろうとカラフルに豪快に塗ったり、色鉛筆できれいに塗る子もいて。シールを「デコる」ように表紙に沢山貼る子もいました。

そんな集中力と試行錯誤をフル稼働させた所為か、完成後の満足げな表情が印象的で、お手伝いさせていただいた私たちも嬉しかったです。

今回のへんしんえほんが家族や友達に読み聞かせたり、ちょっとした自分の宝物になるといいなと思います。無事に終えたワークショップは、新しい発見もあってたくさん充実していました。
そのあとは海に行ったりお祭を楽しんだりしてまた別の意味でも満喫でき、素敵で特別な一日になりました。

たくさんお世話になりました職員さん方、準備してくださった先生方、参加してくれた子どもたちの皆、本当にありがとうございました。こういう機会があればまたぜひ参加させていただきたいなと思います!
R Kuramochi

「第5回北茨城市民夏まつり」
2012年8月19日(日)
最寄り駅 JR常磐線 磯原駅
ワークショップ監修:
加藤タカ(日本デザイン専門学校 絵本学科主任)
今回は、北茨城市役所のみなさん、市民夏まつりの役員のみなさん、ワークショップに参加してくれたこどもたち、保護者の方々ととても良い縁がもてたことを感謝しています。